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仮)感情は何で出来ている?

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【仮)感情は何で出来ている?】

そもそも感情とはなんなのか?

感情とは、脳内のホルモンバランス状態、自律神経状態をベースに脳が作り出した(認知した)感覚。と言えると思います。

嬉しい、楽しい、気持ちいいなどといったホルモンであるドーパミン分泌。
怒り、闘争心、恐怖心、イライラなどといったアドレナリン、ノルアドレナリン。
精神の安定を司るセロトニン。鎮痛作用や多幸感をもたらすエンドルフィン。

他にも様々な種類があり、 50種類以上の神経伝達物質が確認されていますが、その働きが比較的解っているのは20種といわれています。

それらは神経細胞のニューロン間で信号(刺激)をやりとりするために必要な物質であり、
それらの分泌量および受容体量によって感情の大きさが変わっていく。
※分泌量が多くても受容体と結合できなければ脳は認知出来ない。

覚せい剤を打てばどんな人間であれ、脳内に多量のドーパミンが溢れ、テンションはハイになりこの上ない多幸感、快楽を味わうことが出来る。しかしホメオスタシス機能によりその状態は長くは続かず、元の基準数値に戻そうとする働きが起こり、ドーパミンに拮抗するホルモン(プロラクチン、コルチゾールなど)を分泌する。多量に分泌された場合、拮抗物質も多量に分泌されるため、勢い余って基準値を割ってしまうことでとてつもない副作用が生じる。(グルコーススパイクが如く)

話を戻すと、普段当たり前のように感じている感情も、体内、脳内のホルモン分泌があって初めて感情として感じることが出来るのです。

ホルモン分泌が正常ではない、分泌出来ない場合、または受容体が無い場合、楽しいとも嬉しいとも、悲しさや怒りも感じることが出来ません。

逆に言えば意図的に分泌量をコントロールできるようになれば、またはホルモン注射や薬物を使用などを使った場合でも、意図する感情を作り出すことが出来ます。

主だった感情として、喜怒哀楽という言葉がありますが、
これらの感情は、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモンといったバランスで説明できます。

中でもノルアドレナリン、アドレナリンはドーパミンから作られるため(前駆体がドーパミンであるということを考えると)、感情の源はドーパミンであると言えます。

ドーパミンの前駆体であるL-ドパは腸内で作られることが解っています。
腸内の腸内細菌叢によって合成されるのです。ですので便秘などで悪玉菌が増殖しているような状態は、誰しもがテンションが上がらないということになります。(糖質摂取による一時的、物質的なドーパミン分泌はこの場合含まない)

ドーパミン同様、セロトニンの前駆体もまた腸内細菌叢により合成されます。
精神的不安定の人は、腸内環境が悪いと言えると同時に、逆に腸内環境さえ整えてやれば、ホルモン分泌が正常化され精神的にも落ち着くのです。

感情はそういったホルモンの分泌バランスで出来ていると同時に、腸内細菌叢によって感情の素が作られていると言えるのです。

上記にちらっと書きましたが、糖質の摂取は便秘状態であっても(腸内環境が最悪であっても)、麻薬同様一時的にドーパミンを分泌させることが出来るのですが、糖質の摂取によりインスリンが分泌され、グルコーススパイクという血糖値の急上昇急降下を招き、低血糖状態となってしまうのが問題です。

低血糖状態においてはアドレナリンが分泌され血糖値を上げようとするのですが、この際感情がイライラしたり攻撃的になったり、不安や恐怖を感じたりという状態になります。
多動症などと診断される子供、キレやすい人達などは糖質の過剰摂取によるこの作用が原因であることが多いです。

糖質を欲する時=ドーパミンが少ない時=腸内環境が悪い時=呼吸が浅い時

と考えることが出来ます。呼吸が浅いと腹圧が下がり、腸を横隔膜でマッサージできず、血行不良状態となります。吸う場合は横隔膜は上に上がり、吐く時は下に下がる(腹式呼吸であれば)のですが、ほとんどの人は吐く(お腹を引っ込める側の腹圧)ことが足りていないと感じます。

呼吸を意識して、すなわち呼吸による腹圧で腸をマッサージするという意識を持って行うことで、ドーパミン、セロトニンといったホルモンを分泌しやすくなります。

人生を楽しく、精神を安定させることへと繋がります。

せっかく長文で書いているので続けますが、

【幸せとは何か?】

幸せとは何か?お金がいっぱいあることでしょうか?美味しいものを食べている時でしょうか?違います。

幸せの定義は各自違います。例えば世界中の人を幸せにするためには『快楽殺人者の幸せ』というものも考えなければいけません。殺すことが快楽=幸せと感じるのですから、殺されることが幸せと思う人がいれば別ですが(居るとは思いますが)、殺されたい人はその時恐怖をあまり感じないため、快楽殺人者が求める相手の恐怖心、支配欲などが満たされることはありません。

幸せと思えば幸せだし、不幸と思えばどんな状況だって不幸なのです。
お金がない幸せもあれば、お金のある不幸だってあります。

過去に起こったことは変えられませんが、起こったことに対しての視点を変えることは出来ます。不幸⇒良い経験、不幸⇒人生の糧、などと言ったように。

結局幸せとは、脳内に分泌されるホルモンの状態=幸せであり、ドーパミン、セロトニン、エンドルフィンなどがどれだけ分泌されたか?

という状態のことでしかないのです。

どんなに不幸と思ったところで起こった過去は変わらない。不幸と思えばストレスホルモン(アドレナリン、コルチゾール等)の分泌を招き、血行不良、糖化、腸内環境の悪化などに繋がり、身体も不健康になります。

視点を変え、そこにある幸せ(経験できた、成長出来た、悲しみの理解は他者に優しく出来るようになるなど)に気が付けるようになれば、ストレスホルモンの分泌も無く、ドーパミン、セロトニン、エンドルフィンなどといったホルモンが分泌されるのです。

起こった不運に嘆いたって良いことはないのです。だったらプラスに考えた方が良い。
それだけのことです。

ですので、呼吸、食事などで腸内環境を悪化させないように努めることで、幸せと感じることは簡単にできるようになります。

ホルモン分泌の仕組み、材料などを知ることで感情はより簡単にコントロール可能となります。

不幸と感じていたことの視点を変えてみましょう。
そこにある幸せに気が付ける力を得る、癖を付けること。それこそが楽しい人生、充実した人生、健康への近道であり、まずは呼吸(吐く方重視で)を深くすることを意識するところから始めてみましょう。



昨日漫画喫茶で読んでた漫画です(/ω\)
拷問の果てに分泌される脳内ホルモンはオピオイド(感情鈍麻)。とか思いながら読みました。

今日はまだ書きたいことがいろいろあるのだけど、2つでエネルギー使い果たした。。
また明日☆

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